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地域と共に時を刻んで
半世紀。

保護者とともに子どもを育てる保育を。

蝶

多摩ニュータウンは高度経済成長期に合わせて計画され、新しく作られた町です。
多摩市をはじめ東京都西南部に位置する4市にまたがり、
日本最大級のニュータウンに当時は地縁・血縁のない家庭が寄り合って作られた地域でした。
だからこそ、その特徴をしっかりと捉え、子どもたちを取り巻く環境や、
社会全体の変化に目と心を向けてきました。
わたしたちは創立以来、子どもたちの健やかな成長が妨げられないよう、
保護者とともに子どもを育てる保育のあり方を探求してきました。

保育の特徴

Features

きょうだい保育
こぐま保育園では、1997年11月より、従来の年齢別保育から「きょうだい・グループ保育」へと移行しました。
一日の大半を保育園で過ごす子どもたち。人間的な感情、豊かな会話、知的好奇心、子ども自身のやる気や自発性などが、自然に育まれる生活環境や人間関係を大切にしていくために、1歳児から5歳児までを同じ「おうち」(保育室)のなかで保育するという、現在の形に変えてきました。
赤ちゃんがお世話されている様子に触れ、子どもたちなりに受け止め、人間として大切にされていることを実感しながら成長します。そうした環境のなかで大きくなるにつれ、自分より小さな子どもたちをいつくしみ、“一人一人はそれぞれ違う人間であるということ“みんな違っていていいということ”を感じていきます。
子どもたちがさまざまな体験を通して、お互いの存在と多様な人間関係のなかで、「たった一人の自分」という存在を大きくしていけるような保育をしていきたいと考えています。
ケアの必要な保育
こぐま保育園では、発達やアレルギーについてなど、ケアの必要な子どもの保育にも配慮しています。
〈支援を必要とする子どもの保育〉
発達についてケアの必要な子どもの保育にあたっては、その特性について深く学び理解をして、保育上の課題を明確にできるよう努力しています。専門家を講師に招き、研究会を開いて研鑽を重ねています。そして、子どもたちの誰もが自ら困難を乗り越えて、よりよい発達を遂げていけるよう保育します。
〈アレルギーを持つ子どもの保育〉
こぐま保育園では、アレルギー児への対応を行なっています。特に、専門医の診断により対応が必要な場合は、個別に面談等を行い、園と家庭の考えが一致した内容で、対処・取り組みを進めています。
〈医療的支援を必要とする子どもの保育〉
医療的にケアが必要な子どもの保育にあたっては、より一層のいのちへの安全を考慮しながら、どの子どもも集団として育ちあう力と権利を保障していけるよう努力していきます。様々な専門家同士が密に連携を取り、学びと実践を結びつけながら保育にあたります。
花
生徒

園での活動

Activity

こぐま保育園では、子どもたちの生活や成長に合わせて、いろいろな活動を行っています。

わらべうた

わらべうた

「かごめかごめ」「あんたがたどこさ」など、子どもたちにも親しみやすく、みんなで楽しく活動できるわらべうたを取り入れています。
昔から伝わるわらべうたは、音域が狭く、未発達な声帯にも負担をかけることがないので、無理なく歌うことができます。このわらべうたには、子どもたちの発達・成長を促す要素が多く含まれているのです。
たとえば、リズムを体感し、音を聞き分け、形や数を認識し、歌詞の内容から文学にも触れることになります。また、お手玉やあやとりなどの道具を使う遊びは、身体や手指の発達を助けます。

体育

体育

子どもたちは、遊びのなかでも様々に身体を動かしていますが、体育では、子どもの「動きたい」という要求と、もっと上手になりたい、難しいことに挑戦してみたいという気持ちを大切に、楽しく身体を動かすことを基本にしています。
そして、意図的・系統的な働きかけをとおして、ただ好き勝手に動くだけではなく、自分の意思で自分の身体をコントロールできる力をつけていきたいと考えています。
それは、大人の話を聞くことができる力、ルールを理解し守ることができる力、空間感覚、身体部位の名称など自分の身体のことが分かる力などにつながります。

美術

美術

体験画、染物、製作等といった表現活動は、子どもたちの感性を磨き、認識を深めていくために大切な活動です。
また、子どもたちにとっては、話し言葉とともに自分の心の一番大事なことを伝えるためのかけがえのない表現手段でもあります。子どもたちが実体験を通して感じた新鮮な感情や新しい発見を、より豊かに表現できるよう、様々な素材や道具に触れるようにしています。

文学

文学

子どもたちは、お話を聞いたり、絵本や紙芝居を見るのが大好きです。大きい子たちは自由に絵本を手に取り、小さい子たちには、大人が読み聞かせをします。
聞くこと、見ることなどの文学的体験をとおして、人間としての豊かな感情が育ち、また文化を伝えていくことにもつながると考えています。

クッキング

クッキング

3歳児から行ないます。特に5歳児では、保育士の指導のもとに、包丁等も使って子どもたち自身で料理を作ります。主なメニューとしては、お味噌汁やカレー等です。
園庭の畑で収穫した野菜を使うこともあります。自分たちが育てた野菜、自分たちが作った料理だからこそ、苦手な食材でも食べてみようと思えるのです。また、小さい子のために食材を細かく切るなども、子どもたち自身で意識しています。
自分たちが作った料理を喜んで食べている友達の姿を見て、より一層の自信や誇りを感じる子どもたちです。

仕事

仕事

自分の身の回りのことを一通りできるようになる頃、こぐま保育園では、それぞれの年齢に合わせた目標を立て、子どもたちが「仕事」をできる環境づくりをしています。
どんなに小さい子でも、自分より小さい子には自然と手を貸す。異年齢保育の生活のなかでは、それが子どもたち自身の喜びとなります。そして、職員とともに自分たちで決めた仕事をしていくことで、他人を思いやる気持ちや、自分の行動に対して、周りから「ありがとう」と言われることが子どもたちにとっては何より嬉しく、自信や誇りが養われていきます。

葉っぱ

園舎について

Facility

こぐま保育園
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こぐま保育園

こぐま保育園は、定員200名以上の大規模園です。
クラスにあたる「おうち」は、それぞれ独立した造りになっていて、部屋の基本構造は、
キッチンのある食堂 排泄、着替えコーナー 遊び部屋 ラウンジからなっています。

各部屋のテラスには、足洗い場とシャワーがついています。
園庭には砂場やアスレチック、幼児用・乳児用の2つのプール、小さな畑などがあり、それぞれ違った遊び方ができます。

調理室は2か所あるほか、洗濯室・保健室などもあり、子どもたちが清潔で安全な環境で過ごせるよう配慮された造りになっています。

わたしたちのめざすもの

Vision

子供
  • 子ども一人ひとりの想いを受け止め、安心してその子らしく育ちあえる保育をめざします。
  • 保護者とともに、互いに支えあいながら安心して子育てができる場をめざします。
  • すべての職員が、安心して自分らしく働き続けられる民主的な法人をめざします。
  • 地域に根ざし、信頼しあい、支えあう関係をめざします。
  • すべての人の人権が尊重され幸せに生きられる平和な社会をめざします。
子供と先生

アクセス

Access

こぐま保育園

こぐま保育園

〒206-0025 東京都多摩市永山3丁目5

永山駅から
小田急「永山駅」、京王「永山駅」より徒歩約10分
多摩センター駅から
多摩市ミニバス [永52] 東西線 右循環に乗り、「こぐま保育園前」下車
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