こぐま保育園の紹介動画ができました! ♬こちらからどうぞ♬
こぐま保育園は、1973年4月、社会福祉法人多摩福祉会によって設立されました。
設立の準備は、戦前からの保育運動の実践的指導者であった浦邉史と、同じく戦前から保育ひとすじに生きてきた庄司豊子(いずれも故人)らを中心に、友人や知人などの協力者に支えられて進められました。
「保育園は、これを利用する住民の皆さんの意見と協力を求めることによって、団地生活の現実に則した運営が可能になるものと期待しております。
もちろん、私たちとしては、私立保育園を独力で経営する資力は持ち合わせておりませんが、私たちの保育に対する情熱と、利用者の連帯をよりどころにして、この事業を支えていくつもりです。
保育という仕事の特殊性からして、国や自治体の負担を基本にすることは言うまでもありませんが、さらに皆さまのご支援を得て、子どもたちのためによりよい保育条件を作り出して、子どもたちの発達を保障していきたいと思います。」
こぐま保育園は、今日でも生きる、この創立の願いのもと、運営の方針を具体化して保護者の皆さんと子どもたちを育てていきたいと考えます。
こぐま保育園では、すべての子どもたちが、健康で、かしこく、思いやりのある人間に育つことをめざして保育をしています。
21世紀が平和であること、豊かな民主主義社会であること、それは誰もが願うことでしょう。わたしたちは、その担い手となる子どもたちが、平等な社会・個人の尊厳の大切さを理解し、豊かな人間性が築かれるよう、その発達を保障したいと願っています。
人生80年といわれる今日にあって、乳幼児期の6年間は人格形成の基礎の基礎ともいえる、大切な土台づくりの時期です。
この時期の子どもたちにおいて、以下の5つの点に重点を置いて基礎的な力を形成できることを目標として保育しています。
(1)健康な身体
(2)健康で文化的な生活行為・習慣
(3)豊かな感性
(4)旺盛な知的興味。
こぐま保育園は、定員200名以上の大規模園です。
クラスにあたる「おうち」は、それぞれ独立した造りになっています。部屋の基本構造は、
・キッチンのある食堂
・排泄、着替えコーナー
・遊び部屋
・ラウンジ
からなっています。
各部屋のテラスには、足洗い場とシャワーがついています。
遊び部屋には、ままごと・幼児の学習・お絵かき・図書・構造遊びのコーナーがあります。
園庭は、「中庭」「南の庭」「乳児テラス」の3か所で、中庭には砂場やアスレチック、幼児用・乳児用の2つのプールがあります。南の庭にはすべり台や砂場、小さな畑があり、それぞれ違った遊び方ができます。
調理室は2か所、そのほか洗濯室・保健室などもあり、子どもたちが清潔で安全な環境で過ごせるように配慮された造りになっています。
多摩ニュータウンでは、住民のほとんどが核家族であり、地縁・血縁のない、寄り合い所帯です。そのような子どもたちを取り巻く環境や、社会全体の変化にともない子どもたちの健やかな成長を妨げる問題が生まれ、子育て環境はかつてない困難に直面しました。こうした現実の必要性に応えようと、わたしたちは創立以来、保護者とともに子どもを育てる保育のあり方を探求してきました。
こぐま保育園では、1997年11月より、従来の年齢別保育から「きょうだい・グループ保育」へと移行しました。
一日の大半を保育園で過ごす子どもたち。その成長・発達において、どのような園生活が必要なのかを考え合ってきた結果、1歳児から5歳児までを同じ「おうち」(保育室)のなかで保育するという、現在の形に変えてきました。
園での生活のベースは、1歳児から5歳児までのグループで構成されています。人間的な感情、豊かな会話、知的好奇心、子ども自身のやる気や自発性などが、自然に育まれる生活環境や人間関係を大切にしています。
異年齢の子どもたちが一緒に生活することによって、家庭や日常生活ではなかなか学ぶことのできない、貴重な成長過程が培われます。
赤ちゃんがオムツを替えてもらったり、ミルクや食事の世話をしてもらう様子を見て育つことによって、子どもたちは自分を受け止め、人間として大切にされていることを実感しながら成長します。そうした環境のなかで大きくなるにつれ、自分より小さな子どもたちをいつくしみ、進んで世話をしようとする気持ちが芽生えてきます。
また、個性を尊重することの大切さを自ずと感じることができるので、一人一人はそれぞれ違う人間であるということ、みんな違っていていいということを、幼いときから学んでいくのです。
こぐま保育園では、子どもたちがさまざまな体験を通して、お互いの存在と多様な人間関係のなかで、「たった一人の自分」という存在を大きくしていけるような保育をしていきたいと考えています。
こぐま保育園では、発達やアレルギーについてなど、ケアの必要な子どもの保育にも配慮しています。
それらについては、医学の発展などにともなって、判断基準が日々進歩していくことを考慮した保育を進めていかなければなりません。そのため、保護者や医師、専門機関との連絡を密にし、最新の情報を得られるように努め、確立しています。
発達についてケアの必要な子どもの保育にあたっては、その特性について深く学び理解をして、保育上の課題を明確にできるよう努力しています。専門家を講師に招き、研究会を開いて研鑽を重ねています。そして、子どもたちの誰もが自ら困難を乗り越えて、よりよい発達を遂げていけるよう保育します。
こぐま保育園では、アレルギー児への対応を行なっています。特に、専門医の診断により食事療法が必要な場合は、個別に相談をし、園と家庭の考えが一致した内容で、対処・取り組みを進めています。
7:00 開所。合同保育でスタート。
8:00 各おうちで室内遊びをして過ごします。
9:00 1・2歳児は朝のおやつを食べます。大きい子たちは園庭で遊んだりもします。
9:30 主に3・4・5歳児で朝のあつまりをします。
9:45 散歩や課業、プールなどの活動をします。
11:15 昼食を食べます。
12:00 お昼寝をします。(低月齢児は2回寝をしています。)
15:30 軽食を食べます。
16:00 園庭で遊んだり、散歩をします。
17:30 入室し、室内で過ごします。
18:00 合同保育(延長保育)に入ります。
19:00 閉所。
こぐま保育園では、子どもたちの生活や成長に合わせて、いろいろな活動を行っています。
「かごめかごめ」「あぶくたった・にえたった」など、子どもたちにも親しみやすく、みんなで楽しく活動できるわらべうたを取り入れています。
昔から伝わるわらべうたは、音域が狭く、未発達な声帯にも負担をかけることがないので、無理なく歌うことができます。このわらべうたには、子どもたちの発達・成長を促す要素が多く含まれているのです。
たとえば、リズムを体感し、音を聞き分け、形や数を認識し、歌詞の内容から文学にも触れることになります。また、お手玉やあやとりなどの道具を使う遊びは、身体や手指の発達を助けます。
子どもたちは、遊びのなかでも走ったり跳んだり転がったり、いろいろに身体を動かしています。体育では、子どもの「動きたい」という要求と、もっと上手になりたい、難しいことに挑戦してみたいという気持ちを大切に、楽しく身体を動かすことを基本にしています。 そして、意図的・系統的なはたらきかけをとおして、ただ好き勝手に動くだけではなく、自分の意思で自分の身体をコントロールできる力をつけていきたいと考えています。それは、大人の話を聞くことができる力、その言葉通りに身体を動かせる力、ルールを理解し守ることができる力、空間感覚、利き手・部位の名称など自分の身体のことが分かる力などです。 5歳児では、より難しいことに挑戦したり、競争をしたりすることも楽しくなっていきます。
体験画、染物、製作等といった表現活動は、子どもたちの感性を磨き、認識を深めていくために大切な活動です。
また、子どもたちにとっては、話し言葉とともに自分の心の一番大事なことを伝えるためのかけがえのない表現手段でもあります。子どもたちが実体験を通して感じた新鮮な感情や新しい発見を、より豊かに表現できるよう、様々な素材や道具に触れるようにしています。
子どもたちは、お話を聞いたり、絵本や紙芝居を見るのが大好きです。大きい子たちは自由に絵本を手に取り、小さい子たちには、大人が読み聞かせをします。
聞くこと、見ることなどの文学的体験をとおして、人間としての豊かな感情が育ち、また文化を伝えていくことにもつながると考えています。
3歳児から行ないます。特に5歳児では、保育士の指導のもとに、包丁等も使って子どもたち自身で料理を作ります。主なメニューとしては、お味噌汁やカレー等です。
園庭の畑で収穫した野菜を使うこともあります。自分たちが育てた野菜、自分たちが作った料理だからこそ、苦手な食材でも食べてみようと思えるのです。また、小さい子のために食材を細かく切るなども、子どもたち自身で意識しています。
自分たちが作った料理を喜んで食べている友達の姿を見て、より一層の自信や誇りを感じる子どもたちです。
3歳児以上になると、自分の身の回りのことは一通りできるようになります。そこで、こぐま保育園では、それぞれの年齢に合わせた目標を立て、子どもたちが「仕事」をできる環境づくりをしています。
自分より小さい子には自然と手を貸す。異年齢保育の生活のなかでは、それが子どもたち自身の喜びとなります。そして、職員とともに自分たちで決めた仕事をしていくことで、他人を思いやる気持ちや、自信や誇りが養われていきます。
自分の行動に対して、周りから「ありがとう」と言われることが、子どもたちにとっては何よりうれしいことなのです。
主な仕事
・当番活動。食事の配膳。
・配膳後に自分のグループの子どもに声をかけ、食事に誘う。
・米とぎ。
・生き物の飼育。
・片づけをみんなで協力して、それぞれの場所にきちんと片付ける。
・課業のとき、道具の出し入れなども手伝う。
・人工芝の掃除を手伝う。
・年末の掃除をする。(窓拭き、床みがき、くつ箱・クロークの掃除保育園の1日
入園式(4月2日):しおり参照
進級式:新しい友達や大人を迎え、それぞれが大きくなったことを共にお祝いします。
交通公園:しおり参照
端午の節句:しおり参照
芋の苗植え遠足:5歳児が黒川の畑に芋の苗を植えに行きます
ふれあい運動会:しおり参照(10月部分)
プール活動:毎日プールに入ります。日々、水に親しむことで水との関わりを学んでいきます。
七夕:しおり参照
なつまつり:神輿を担いだり、山車を引いたりして団地の中を練り歩きます。
模擬店や舞台もあり、卒園児や地域の方も参加して盛大に行われます。
合宿:5歳児が高尾山に登り、八王子市の施設で宿泊します。
季節の移り変わりを感じながら大自然の中で友達とともにさまざまな体験を
通して楽しい時間を過ごします。
芋掘り遠足:しおり参照
収穫まつり:収穫したサツマイモでおうちごとにクッキングをします。
地域の方々に手伝ってもらい一緒に作ります。
卒園遠足:5歳児が卒園の記念に多摩動物公園へ楽しい思い出を作りに行きます。
餅つき:子ども達がついたお餅をみんなで食べ、新年を迎える準備をします。
ふゆまつり:模擬店・遊び場・歯科検診などさまざまな催しがあり、親子・
卒園児・地域の方々が一緒に楽しめるお祭りです。
獅子舞:しおり参照
どんど焼き:子ども達が地域の団地を回ってお飾りを集め、どんど焼きをして1年の健康
を願います。
節分:しおり参照
学校訪問:5歳児が小学校に行き、教室を見たり、在校生と交流します。
学童訪問:5歳児が学童に行き交流してきます。
ひなまつり:1行目のみしおり参照
卒園式:5歳児の成長を園と保護者でとともに喜び合います
4歳児は在園児を代表して出席します。
誕生会:誕生日を迎えた子ども達を各おうちでお祝いします
避難訓練:さまざまなシチュエーションで月1回行います
小遠足:月1回、3・4・5歳児がお弁当を持ってちょっと遠くへ
お出かけします。
入園方法
〈入所基準〉
児童の保護者が次のいずれかの事由に該当し、かつ、その他の60歳未満の同居家族も児童の保育をすることができないと認められた場合は入園を申請できます。
・昼間に居宅外で労働することを常態としていること。
・昼間に居宅内で日常の家事以外の労働をすることを常態としていること。
・妊娠中であるか、または出産後間がないこと。
・疾病にかかり、もしくは負傷し、または精神もしくは身体に障害を有していること。
・長期にわたり病気の状態または精神もしくは身体に障害を有する状態にある同居の家族を常時介護していること。
・震災、風水害、火災その他の災害の復旧にあたっていること。
・その他著しく家庭での保育に欠けていると認める状態にあること。
〈入所受付〉
・担当部署名 多摩市役所「子ども青少年部子育て支援課保育係」
・郵便番号 206-8666
・電話番号 042-338-6850
・多摩市役所ホームページ http://www.city.tama.tokyo.lg.jp/
〈入所申込に必要な書類〉
入所資格認定
・家庭外労働-在職証明書
・自営-申立書
・内職-内職証明書
・病気・障がい等-医師の診断書または状態がわかるもの
・妊娠・出産-母子手帳のコピー
保育料算定(児童と同一世帯に属している扶養義務者全員について、下記書類を提出して下さい。)
・給与所得者(会社員・公務員等)-前年分給与所得の源泉徴収票のコピー
・確定申告者(自営・農・漁業者等)-前年分確定申告書の控えのコピー
・住民税を証明するもの-住民税納税通知書または住民税課税証明書のコピー
・所得税非課税の方-前年度固定資産税納税通知書または固定資産税課税証明書のコピー
(詳細は上記の担当部署へお問い合わせ下さい。)
所在地: 〒206-0025 東京都多摩市永山3丁目5
電話:042-375-4677